ロブジェ東峰遠征日記 2012年10月28日

On 2012年10月28日 by dolphins

天気:晴れ後、雪
行動概要:ツクラ→ロブチェBC(4950㍍)→C1(5800㍍)→ロブチェBC
6時:起床
7時:朝食
9時30分:ツクラ出発
12時20分:ロブチェBC着
14時30分:高度順化
17時:BC帰り
18時30分:夕食

日記 (豪太) 1028

今日はついに標高ほぼ5000mとなる、ロブチェベースキャンプについた。
先発はシェルパと五十嵐さん、三戸呂君でキャンプを設営。父、大城先生、貫田さんと僕はゆっくりとツクラを出発する。
ロブチェのベースキャンプは3つある。ひとつはロブチェ峯の西側、ゾンラサイドからアプローチする方法、残りの2つは東側、エベレスト街道沿いからアプローチする。僕達が選んだのは、最もポピュラーなエベレスト街道沿い、ツクラ寄りのベースキャンプでエベレスト街道からわずか30分ほどでたどり着く。

キャンプ地の近くには綺麗な湖があり水も豊富にある。ロブチェ峯の麓で、正面にはヌプツェ、南にはアマダブラムが望める。テント場は草と土なので、岩や氷よりも暖かい。とても雰囲気のいい場所だ。

昼食のあと、C1まで偵察に行くことにした。

午後になると雪が降り始める。急激に温度が低くなる。先発でいった五十嵐さんと僕は上部の核心部にフィックスロープをシェルパと張り、三戸呂君とニマシェルパがC1の確認に行った。父、大城先生、貫田さんも核心部付近まで来た後、BCに帰る。この時、父は一度も不整脈は出なかったという。

帰ると寒さがいっそう増してきた。強烈な寒さで、マイナス10度。まだ寒冷地と低酸素に順応していない僕達のからだにはすごく堪えた。
明日は全員C1にタッチ、高度順化を行い、その後アタックの予定だ。


ベースキャンプへ向かう


上部キャンプへ向けての偵察