5月24日(金) 定時連絡
■C2帰着2:50(日本時間)三浦雄一郎のコメント
50㍍の距離を10分ぐらいかけて。
今日出発したのが8000㍍、一昨日泊ったのが8500㍍のデスゾーン。
死の世界からやっと辿りついた。
今いるここはようやく6400㍍。
今回、登るときも下るときも登攀リーダーの倉岡さんの判断で、時間を120%かけて慎重にいった。
それでとうとう夢の頂上へ辿りつくことができた、と同時にどうしても生きて還りたいと思った。
カトマンズを出発して山頂まで60日間ぐらい、その間に父(敬三)が教えてくれた生き様を考えることがあった。
まもなく夜中の12時、これから参鶏湯のスープを飲んでゆっくり休む。
明日も13時間以上の危険なアイスフォールの登り下りがあるので。
すごく疲れてはいましたが、言葉ははっきりとしていました。
食事&睡眠をとって朝の状況で本日、ベースキャンプに向かうかどうか
判断いたします。
■1:45(日本時間)
現地時間22:30。
ベースキャンプからの連絡によりますと、登山隊は 21:12 (現地)ローツェフェイスの取り付きにおりてきて、現在、C2に向かってゆっくりと歩いています。
三浦雄一郎の疲労は結構ありますが、足取りは確実です。
かなりの疲労によりローツエフェイスの下降に時間がかかりました。
現在C4を出発してすでに12時間以上経っておりますが、C2到着にはあと1時間ほどとのことです(日本時間午前2:45頃)。
食欲はないようですが、三戸呂隊員がC2より持ってきた温かいミルクティーを400CC飲み、少し回復したそうです。
他、隊員は全員元気で、天気は晴れています。
到着次第、ご連絡いたします。
■21:00(日本時間)
現地時間17:45。登山隊はゆっくりと下山しており、現在C3上部にいるとのこと。
とくにお父さんの情報はありませんが、確実に降りてきているそうです。
C2では登山隊用に参鶏湯を準備中とのこと。
また進展があれば連絡します。
■13:45(日本時間)
現地10:30、C4を出発しました。
C2到着19:15JST、現地16:00頃を予定しています。
■9:15(日本時間)
現地時間の6:00、C4の豪太から連絡が入りました。
三浦雄一郎の調子はだいぶ元気になったそうですが、まだもう少し様子をみるとのことです。
豪太と倉岡、平出、そして他シェルパはみんな元気です。
本日の予定は、
8:00 朝食
10:00 出発予定
10時の時点での体調を確認してからC2(6500㍍)まで下る予定です。
出発の確認がとれましたら、またご連絡いたします。
東京事務局